ビジネスを「手段」ではなく、「目的」に!『ビジネスモデルの美しさがわかる本8選!』

はっきり言おう。ぼくはビジネスモデルマニアだ。
ビジネスモデルが美しい事業を見ちゃうと、もうそのビジネスや会社が大好きになってしまう。

高度に考えられたビジネスモデルを見つけて、それが数多くの人を幸せにしてたり、
その一つのビジネスが、人材戦略、採用戦略、企業イメージ、ブランディングとうまく一貫性をもって組みあがっているとそれに対して何とも感動する美しさを感じてしまう。

ビジネスモデルはアートだ。
一つ一つの部品がうまく組み合わさらないと、素晴らしい飛行機や船ができないように。
会社も人・戦略・宣伝・アイディア・お金の流れがうまく組み合わさらないと素晴らしいものにならない。

その素晴らしい会社を形成する骨組みがビジネスモデルなんだ。
今回はそのビジネスモデルのおすすめの本8選を紹介したい。

この8つの本を読むだけでビジネスモデルの素晴らしさ、大切さ、基本が全て網羅することができるだろう。
ではいってみよう!

ストックビジネスの教科書

【本書より】
本書はストックビジネスのプロである大竹氏が、ストックビジネスの作り方と継続方法を解説します。「定期収入が得られるビジネス」という夢のようなビジネスに憧れるすべての人を救う一冊です。

まずはAKIRA DRIVEの読者にも多い個人ビジネスや不労所得ビジネスをつくるにあたりとても大事なビジネスモデルの本。
小さいビジネスでも大きいビジネスでも、誰にとっても自分事になる「ストックビジネス」はビジネスモデルを考え出す最初の1歩になってくるはずだ。

【書評】不労所得を持てるかどうかはストックビジネスにある!『ストックビジネスの教科書』大竹啓裕著

なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編

【本書より】
他社の追随を許さない儲けの仕組みを説き明かし、成功しているビジネスモデルが、実は他業界にも移植できることを豊富な事例を通して説明する。自社の経営戦略の構築や投資判断にも役立つ実践的な一冊。

ビジネスモデルとして美しい事例が満載。
高度に考えられた実際のビジネスモデルを見ることでその美しさを体験することができる。
経営を極めていくと、こんなにも美しい骨組みをもった会社をつくれるのかと感動すること間違いなしだ。

ビジネスモデル全史

【本書より】
14世紀イタリア・メディチ家から2010年代のスタートアップまで
ビジネスモデルの先駆者たちの栄枯盛衰のダイナミクスを一気読み!

文字通りビジネスモデルの歴史がわかる本だね。
ビジネスモデルは時代と共にどのように進化してきたのか。
クレジットカードのビジネスモデル、インターネットの普及で世界中のビジネスモデルはどのように変わったのかなど。

いま普段何気につかっているサービスのビジネスモデルはどんな風にしてできたのかがこの本では分かるよ。

まいにち見るのに意外と知らない IT企業が儲かるしくみ

【本書より】
「1回クリックするだけで数千円儲かる?」
「売上の50%が営業利益?」
「無料ゲームなのに,広告をクリックすれば報酬までもらえる?」
「赤字を垂れ流し続けているのに,どうして倒産しないの?」
「え,あんなに稼いでるのに,税金払ってないの?」
パズドラ,LINE,リブセンス,Facebook,Amazon,Twitter,Google,アップル………はてはベンチャー/スタートアップまで,0円サービスや100円アイテムが100億円の利益を生み出すしくみとは?読めば業界の最新事情とあたらしいビジネスモデルの種が見えてくる!

IT企業に特化したビジネスモデルの事例が満載だ。
普段何気に使っているサービスのお金の流れはどんなふうになっているのか。
ITの中でも儲かるビジネスモデルを持っている会社とそうではない会社は何が違うのかを教えてくれる。

ビジネスモデルの教科書

【本書より】
「なぜセブンイレブンは近所に何店舗も出店するのか?」「YKKがファスナーのシェアを新興国メーカーに侵蝕されない理由とは?」。持続的に企業に超過利益をもたらす「儲けの仕組み=ビジネスモデル」を31パターン厳選し、100社以上の実例と図解で解説。経営戦略を見抜く目と戦略を策定する力を高める実践的ビジネス書。

この本ではビジネスモデルの基本的なパターンを全て網羅している。
有名なジレットモデルやフリーミアムから始まり、様々なパターンのビジネスモデルが揃っている。

今の自分のビジネスや自分がこれから構築していきたい仕組みはどんなものなのかをパターンを見ながら見ていこう。

課金ポイントを変える 利益モデルの方程式

【本書より】
「お客様の満足」からいったん離れて、「利益の取り方」から先に考えてみませんか。
最近、非常識なほどの安い値段か、もしくは無料で商品やサービスを提供する一部の新興企業が、莫大な利益を上げています。その理由を探ると、お客様に寄り添いながらもお金をもらう機会を拡げていく「課金ポイントの変更」が原動力であると気づきます。

お金をどのようにしてとるかでビジネスモデルを構築していこうという枠組みでつくられた本だ。
ビジネスモデルとはお金の流れだから、お金の発生ポイントを考えることこそ、ビジネスモデルを作るカギであり、今までになかったビジネスモデルをつくることができるんだって本書では書いてある。

今までにないまったくない新しいビジネスモデルをつくるには、ぜひ本書を読んでほしい。
これはロマンですな。

損益分岐点を使える道具にする 6%の売上UPで利益が2倍になるワケ

【本書より】
わかっているようで実は知らない損益分岐点がわかる!経営計画に使える!身近な事例+図解。予備知識なしでわかる!実践編追加!「パラパラめくって比べる会計」第2弾。

ビジネスモデルは会計や財務の数字によって表れる。
この本は、その会計が会社にもたらす影響を端的に教えてくれる。

売上が10%上がると、利益も10%どころかそれ以上に何倍もあがるってこと。
この会社の数字の成り立ちがすべてのビジネスモデルの根幹であり、ビジネスモデルをより深いものにしてくれる。

会社をつかさどる数字は自分が想像しているものとは全く違うんだって驚かされる最初の1冊だ。

ビジネスは「客数」×「客単価」×「購入回数」だけで出来ている!

【本書より】
ライブドアや自分の会社で培ってきた経験を元に、儲かるビジネスをいかにして立ち上げているのかをビジネスの簡単な公式を使って伝える。

初めてビジネスをするときに最初に習う公式がこれだ。

ビジネス=「客数」×「客単価」×「購入回数」。

起業したら多くの人がビジネスというものを数字で表すときに最初に学ぶのがこの公式だ。
これは基本中の基本であり、それゆえにこの公式にはビジネスの全てがつまっていると言ってもいい。

本書ではこの公式を詳しく教えてくれている。

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素晴らしいビジネスモデルの最前線を知るには

ポーター賞

日本では素晴らしいビジネスモデルを表彰する場がある。
それがこの「ポーター賞」だ。

ハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授の名前から由来している賞は、1年ごとに素晴らしいビジネスモデルをつくった企業を表彰して賞をわたす。
この賞に受賞された企業や授賞理由を見るだけでも、ビジネスモデルの勉強をすることができる。

ぼくは自分がつくった会社がこの「ポーター賞」を受賞するのが一つの夢でもある。
ぜひこの「ポーター賞」を受賞する企業を毎年チェックしてみてほしい。

素晴らしいビジネスモデルをつくって、世に素晴らしい会社を共に残そう!

冒頭にも書いたが、ぼくは素晴らしいビジネスモデルに目がない。
もし同じようにビジネスモデルに美しさを感じる人がいたら、一緒にお酒でも飲みたいぐらいだ。

これからビジネスをする人も、ぜひこのビジネスモデルの美しさを感じてみてほしい。
ビジネスモデルに美しさを感じると、ビジネスというものは「手段」ではなく、「目的」なのだと感じることができる。

成功やお金持ちになるためにビジネスをするのではなく、ビジネスのためにビジネスをする自分と出会うことができる。
何かに対して美しさを感じることができたなら、それは生きる目的になりえるからだ。

それぐらいこのビジネスモデルというものは、感動がある。
ぜひその感動を共に味わい、素晴らしいビジネスモデルを共に作っていこう!

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