『新版ひとり社長の経理の基本』井ノ上 陽一著(ダイヤモンド出版)を読んだ。
この本は、ひとり起業・ひとり経営・ひとり会社設立の会計・経理のための様々な情報が入っている。
法律の改正や新サービスが続々出ていることに伴い、新たな新版が出版されたので紹介したい。
目次 [非表示]
ひとり起業・ひとり社長のITを使った会計・経理効率化の具体例
ひとり社長が経理・会計を行うには、まずIT環境の整えが必須だ。
下記に詳しく紹介する。
この1ページはすごい!
ーーー1つずつ、使いこなしていこう!
経理業務を行う環境を整えていきましょう。
①デュアルディスプレイ
PCにもう一つ画面をつなぐデュアルディスプレイは、作業効率を劇的にアップしてくれます。
②Excel
自由度の高いExcelを使いこなせば、飛躍的に効率が上がり、コストをおさえることができます。
③マウス
ショートカットキーを使うとともに、やはりマウスを使う場面はあります。マウスによって操作性はかなり変わってきますので、ぜひ色々試してください。Windowsなら『ロジクールワイヤレストラックボールM570t』がおすすめです。
④スキャナー
コピーを使わないのであれば高額な複合機は必要ありません。デスク上におけるくらいコンパクトなスキャンスナップがおススメです。
私が使っているのはIPhoneアプリのFastEver SnapやScannableです。
⑤機密文書リサイクルサービス
スキャンした紙の処理がスムーズかどうかがポイントです。クロネコヤマトの機密文書リサイクルサービスを使ってみましょう。箱を持ってきてくれて、そこに入れた機密文書を回収・溶解処理してくれます。利用料金は1箱1,847円です。
⑥会計ソフト
会計データを入力するソフトです。PCにインストールして使う従来型のソフト、ネット上で使うクラウド型のソフトがあります。
⑦Airレジ
IPadで使えるレジアプリ。アプリ自体及びアプリの使用は無料です。レジ業務がスムーズになり、売り上げのデータの記録を効率化できます。
⑧ネットバンク
ネットバンクはコストがかかりますが、経理業務の効率化には欠かせません。
⑨eFax
FAXをメールで送受信できるサービスです。
⑩e-Tax
ネットで申告・納税ができるシステムです。
⑪スマホ
freeeなどのクラウド会計ソフトのスマホアプリ版なら、気軽にスマホで業績を確認でき、レシートをスマホのカメラで撮って、取引を記録することもできます。
⑫Misoca
ネットで手続きをして、請求書を郵送できるサービスです。
⑬登記ねっと
登記簿謄本をネットで手続きして、郵送してもらえるサービスです。個人番号(マイナンバー)カードがあれば、登記の手続きもネットでできます。
⑭Webゆうびん
ネットで手続きして、郵便を送ることができるサービスです(白黒A4/1枚97円)
⑮Dropbox
ネット上にデータを保存し、複数のPCやスマートフォンなどの間で同じファイルを簡単に共有したり、他人にファイルを公開したりすることができるサービスです。
⑯Evernote
Dropboxと同じく、ネット上にデータを保存し、共有できるサービスです。両者の違いは、「Dropbox-データの保存に適してる」「Evernote-メモ書き(文章)の保存に適している」と考えてください。
⑰スクリーンショット
PCの画面を画像として保存できるスクリーンショット。Windowsなら指定した範囲を保存できる「Snipping Tool」が便利です。Macでは、「Command+Shift+4」で保存できます。
——「新版ひとり社長の経理の基本」第1章9割の社長が知らない「経理のホント」より
ぼくも、上記ののようなIT環境を整えている。
だからこそスムーズに一人でも会計・経理業務ができるのだ。
こういったIT環境を整えるだけでも、会計・経理作業が劇的に効率化される。
会計や経理といった守りの作業はとても大事だ。だからといって、売り上げをあげる作業ができなくなるのは本末転倒だよね。
こういった環境を整えるだけで、守りの部分は最小限の労力でかつ、攻めの部分に力をいれることができるんだ。
中村あきらの経理・会計業務は税理士半分、ひとり経理半分で回してる
ぼくの場合は、税理士さんにお願いしている。
ぼくがやる部分は、つきづきの請求書とレシートをDropboxにあげる作業だ。
(Dropboxを税理士さんと共有しているため、Dropboxにあげるだけでいい)
Dropboxにあげるときは、IPhoneアプリのスキャナーでアップロードする。
ぼくのおすすめは、CamScannerというアプリだ。
Dropboxと同期して、レシートや請求書・役所郵便物などをまとめてPDF化して一瞬でアップロードすることができる。
また、月の最後にネットバンクから入出金をデータでおとし、その月のキャッシュフロー(お金の流れ)を確認する。
これだけでOKだ。
つまりひと月のうち経理・会計作業にかける時間は1日の半分、約半日くらいで終了することができるんだ。
ジパングを売却する前、年商が2億円でもこのくらいの手間で回すことができていた。
ITの進化というのは、本当にすごいんだよね。
ひとり起業の会計の技術を学んで、もっと一人でできる仕事を増やそう!
ひとりで起業するという人は、こういった知識を持ってない人が多い。
こういったひとり経営の会計の知識をいれることで、もっと楽になるし、ビジネスの勉強にもなる。
ぼくもそうだったけど、慣れ親しんだルーティンを新しく変えるのは抵抗がある。
でも、2年前の効率化ソフトもその方法も、今はさらに効率化できるものが増えてる。
時間と共にどんどんテクノロジーは効率化されるし、新しいものに変えていけばどんどんスピードを早くすることができる。
どんどん新しいものに変えていって、さらに一人で多くのことができるようにしていこう。
そうすることで、もっともっと幸せになるお客さんが増えていくはずだ。
応援してる。