今回は、東京の四ツ谷ビジネスラウンジで中小企業・ベンチャー経営者向けに講演をしてきました!
テーマは「地球の裏側が教えてくれること」だ。
きっかけは様々な会社をつなげる「いかしあい隊」の白根さんから以下のメッセージをもらったことだ。

以下、株式会社いかしあい隊の白根さんより
中村さん、こんにちは。
株式会社いかしあい隊は、様々な経営者さんをお繋ぎしてビジネスチャンスを広げていく場をつくっています。
それで今回、弊社でお付き合いしている中小・ベンチャー経営者が集まる講演会があります。
テーマは「地球の裏側」という事です。
世界を回った時の話や、中村社長のあゆみ、今に至るところのお話をいただけましたら有り難いです!
目次
世界をターゲットにビジネスをしている人を講師にした講演会
藤原宏宣さんがやっているGOODEARTH
今回はぼくともう一人。
ギニアをフィールドに活躍している藤原宏宣さん
アフリカは、シリコンバレーでは、日本や中国、米国、欧州といったマチュアマーケット(成熟市場)、アジアを中心としたエマージングマーケット(新興国市場)、そしてその次に来ると言われてる“レストオブザワールド”(その他の世界市場)と呼ばれています。
その中のギニアで4年も事業をで4年事業を継続してきて藤原さんのお話しはとても面白かったです!

ぜひ藤原さんのケニアに学校をつくる活動の支援と、藤原さんの講演会面白いので来てみてください!
この講演会ではぼくは、どうやってシリコンバレーという場所を選んで、住むにいたったのか、そこで何を得たのかを語りました。
海外に経営者が出ていくためには?
海外を見据える経営者の悩みとしてこういうものがありあます。
・海外に視察に行きたいんだけど、どこにいけばいいのか分からない。
・行っても投資した分の情報を持ってこれるかわからない。
・自分が何週間も会社を離れることができない。
こういう悩みを持っている経営者はすごく多いです。

今日はこのような悩みを持っている経営者のみなさんに、行動できるきっかけになる話ができたらと思っています。
まずはみなさん、海外視察にいきましょう!
海外を実際に見に行くことはすごく重要です。
ではどのような場所に視察に行けばいいのでしょうか?
①自分の「業界」の最先端
②自分の「技術」の最先端
③自分の将来の「お客さん」がいるであろう地域
この3つです。
①自分の「業界」の最先端

ぼくの場合は、家具業界だったので世界中の家具見本市に行きました。
北欧のスウェーデン、アメリカのハイポイント、中国、アジア、もちろん日本もです。
その中で感じたことは、家具というのはその国のスタイルと密接に関係しているんだということです。
例えば、ストックホルムはIT家具が多いなど、あらゆる面で最新式の家具があった。実際に使えるかはともかく未来的でした。
一方アメリカは確立された「スタイル」を展示することがとても多かったです。いわゆる「アメリカン」な家のくつろぎの象徴のソファ、テレビをどーんと置ける収納などです。
気が付いたことは「機能性」「コンパクト」を前面に押した家具は、日本家具の得意なところなんだと。
日本ほど、この点に気を配った家具はなく、かつアメリカやストックホルムでも都市部の狭い住宅事情において日本式家具は需要があるんだという点です。
こういう風に、自分の業界の最先端を見ていくと自分たちの商品が世界で需要があるのか、そしてどこが自分の業界にとって最先端なのか分かるんです。
最初は、アメリカのほうが最先端家具があるのかと思いましたがそうでもありませんでした。
行ってみて、他の国と自分の国、他の国と他の国を比較してはじめて自分の業界の世界全体が見えてきたんです。
②自分の「技術」の最先端

ぼくはインターネットの技術で起業しました。なので、自分の技術の最先端は「シリコンバレー」になります。
仮想通貨や仮想現実ゲーム、ウェアブル、Iotなどこれから発展するであろう技術を見せてもらうことができました。
やはりどんな技術が次に来るのかというのが分かれば、それに向けて準備をすることができます。
③自分の将来の「お客さん」がいるであろう地域

自分のお客さんがいる地域や生活を実際に見に行きました。
そうすることで、実際に肌感覚として自分の売っている商品が受け入れてもらえるかどうかをイメージすることができます。
会社にとって一番投資するべきは、「経営者の脳みそ」

みなさん、経営者なのでわかると思いますが海外視察って投資効果が見えづらいです。
30万~50万かけて見に行っても、その分を回収できるか分からない。その費用対効果を役員や社員に説明しづらい。
その費用を、既存の事業のネット広告に使うほうが分かりやすい費用対効果が出るでしょう。
ぼくも経営者なのでわかります。
しかし、周りに説明ができなくても、回収ができなくても海外を見て回るべきだと思います。
会社というものは、経営者が見たもの見えているものが全て反映されます。
人も事業もです。経営者の価値観が変われば、会社の価値観も変わるんです。
経営者の仕事は、「未来をみることだ」とぼくは思います。
未来が見えてるときってすごくワクワクするんですよね。
そのワクワクって社員にも周りの人にも伝わるんです。
経営者がワクワクすることが、あなたについてきている人を幸せにする方法なんだとぼくは思います。
だから、一番投資すべきは経営者の脳みそなんです。
視察に行くのと、住むのでは入ってくる情報が違う
ぼくは2014年の9月にシリコンバレーに引っ越しました。
そこでしばらく住んで思ったことは、視察に行くのと住むのでは入って来る情報が違うということです。
何が違うのかというと
①日本から視察に来る人たちがあなたに会いに来ます。
②日本人コミュニティとの連携ができてきます。
③短期間では得られなかった仕事の生態系や文化を感じれます。
①日本から視察に来る人たちがあなたに会いに来ます。

シリコンバレーに住むと、今度は視察に来る人があなたに会いに来るようになります。
ぼくは視察に来た人にシリコンバレーの情報を教えたりします。
そして、その代わりに視察に来る人は自分のビジネスや業界の話を詳しく話してくれます。
シリコンバレーに来る人は、結果を出している起業家だったり、ITサービスに詳しいエンジニアだったりします。
実はシリコンバレーに住む人よりも、視察に来る人達からの情報のほうが貴重な場合が多いのです。
結果を出している起業家の言葉や経験をシリコンバレーにいるだけで入ってくるようになります。
これはすごいことだと感じました。
②日本人コミュニティとの連携ができてきます。
シリコンバレーにいる日本人は、優秀な人が多いです。
何よりシリコンバレーでビジネスをしに来た人は、その会社のキーマンである確率が高いのです。
だからそういう人たちと知り合いになりやすいこと。
そして日本に帰ったときなどその日本人が日本のキーマンを紹介してくれることも多かったりします。
実は日本にいるよりも、日本の人脈が大きくなるのです。
これは住んでみて初めてわかったことです。
③短期間では得られなかった仕事の生態系や文化を感じれます。

実際に現地の人たちの暮らし、仕事の仕方など短期間では得られなかったことを知ることができます。
多人種の集団で仕事をする、一緒に時間を過ごすとはこういうことなんだと肌感覚で理解することができます。
また、シリコンバレーに住んでいる外国人に自分の国で流行っているサービスなどを教えてもらえるなどもあります。
貧困国のテクノロジー
今日は、ギニアで事業している藤原さんも講演されるということで、この事例を話をさせていただけたらと思います。

これはtruliaという不動産サイトで見れるシリコンバレーの危険分布図です。
アメリカは日本と違い銃社会だったり、スラム街など危険な場所も多いです。
なので不動産のサイトには、こうやって事故・事件の場所が地図にプロットされた形で一目で見ることができます。
こういった技術やアイディアは貧困国・途上国へと広がっています。

このsafecityはインドの女性たちが立ち上げました。
自分たちで事故・事件などの情報を収集し、地図にプロットするという活動を行っています。
こういったアメリカならではのアイディアや技術がインドの女性たちを救うという事例です。
シリコンバレーには、様々な途上国の人達が留学にきます。
彼らと話したりすることで、途上国・貧困国がどんなテクノロジーを求めているかがわかります。
ぼくは今の時代、昔のようにテクノロジーがアメリカ→日本→アジアのように輸入していくとは思いません。
ぼくはアメリカから日本、日本から途上国だけでなく、日本人がアメリカから途上国にテクノロジーを貿易したらいいと感じています。
広い目を持った日本人が途上国も先進国もどちらも見ることで、途上国に必要なテクノジーがなんなのか見えてくるはずです。
そのために日本の経営者のみなさん、ぜひ海外に出ていってください。
この講演のテーマである「地球の裏側がおしえてくれること」。
その答えは何かって言うと、それは「未来」です。
世界に目を向けるというのは、ぼくは「未来」に目を向けることだと思います。
「未来」を見るということは前述したとおり、経営者の唯一の仕事であり、社員や周りの人たちを幸せにさせる原動力になるはずです。
ぜひ一緒に「未来」を見ましょう!
今日はありがとうございました。
「地球の裏側が教えてくれること」講演会参加者の声
「地球の裏側が教えてくれること」講演会に参加していただいた参加者の方から感想をいただきました。
日本中・世界中どこでも話に行きます♪

今回は東京でしたが、ご連絡をもらえれば世界中どこへでも話に行きます。
ぼくは10人以上集まれば、世界中どこへでも行きます。
そしてご当地のおいしいお店を紹介していただければ大満足です(^^)
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ご連絡お待ちしています。
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