IoV(価値のインターネット)とは、個々の決済ネットワークを相互運用する際に生じる問題を解決し、情報やデータと同様にインターネット環境下で決済に伴う価値の移管を行う事ができる。
簡単にいえばグローバルネットワークを使用して、あらゆる物のデータ移動を可能にするという事である。
これが実現できると、既存のドルや円といったフィアットだけではなく、あらゆる価値と評されるものをネット上で効率的に移動させる事が可能になるのである。
この革命に、リップルのXRPが最初の灯をともそうとしている。
ちなみにこのリップルとは、ビットコインがBTCという暗号通貨である事に対して、リップルはXRPという暗号通貨を用いた相互間送金サービス要素を持つと考えると理解が早い。
IoV(価値のインターネット)の利点
IoV(価値のインターネット)は、シリコンバレーでも話題のキーワードとなっている。
IoV(価値のインターネット)は、今後価値を有するもの全てに対応可能となる予定だが、当面の間は既存の通貨が対象資産になると予想している。
ちなみにリップルのホームページでは、リップルの分散型金融テクノロジーにより世界中の銀行が対象となり、互いに直接の取引ができると謳っているのである。
つまりこのIoV(価値のインターネット)の利点は、送金、支払いのために銀行に直接出向く事が不要となるのである。
しかも世界中の誰に対してでも送金ができ、また手数料もほとんど無料になる。
IoV(価値のインターネット)が時代を変える
IoV(価値のインターネット)の世界では、全てを電子データで扱う事になる。
これは何を意味しているかというと、インターネットを使用すれば既存で保持しているポイント類が、全て他の価値に換算できるという事を指す。
例えば、ある店舗でしか使用できないポイントでも、このIoV(価値のインターネット)を使用すれば、グローバルに使用できるポイントに換算できるのである。
これは最新技術を持つシリコンバレーで、すでに検討されている事実である。
このように世界では、時代を変える技術が次々と開発されているのである。