今の時代って「キャリアカウンセラー」よりも「ライフスタイルカウンセラー」がより職業として必要な時代だ。
キャリアカウンセリングというのは、もはや機能していない。
とりあえず、キャリアカウンセラーとは何か?というのを調べてみた。
キャリアカウンセラーとは、
キャリアカウンセラーは、個人の興味、能力、価値観、その他の特性をもとに、個人にとって望ましいキャリアの選択・開発を支援するキャリア形成の専門家です。 自分はどんな仕事に向いているのか、今の職場で自分の実力は評価されていないのではないか…、このような仕事に関わる相談を受け、適性・適職の発見など、課題・悩みの解決へと導く。
要は、キャリアカウンセラーって、あなたに向いている仕事はこれですよってアドバイスしてくれる人。
そしてあなたのキャリア設計を一緒に考えてくれる人。
今まではすごく求めらてた職業なんだけど、今はほぼ機能していない。
なぜかって言うと、今って昔と違って、仕事が多様化しすぎているんだよね。
公務員やベンチャー、大企業だけじゃなく
〇〇コンサルタントやらネット起業やらフリーランスやらノマドやらが増えている。
昔は、ドラクエのようにある程度決まった職業の中から選べばよかった。
でも今って、職業自体が増えている。
何で増えているのかって言ったら、他にはない価値を提供していかないといけないからなんだ。
昔は自分はコンサルタントですって言えばよかった、次はもっと専門化して採用に特化したコンサルタントですって言わなければならなくなった。今は、もっと細分化されて、「うちは採用コンサルタントの中でも、企業理念に特化したブランディングをしていきます」っていう風に差別化していかなくてはいけなくなった。
職業や仕事って今この瞬間にもどんどん増えていってる。多様化してる。
こういう風に多様化している現状で、キャリアカウンセラーのように、今までのように大学の専攻や成績、バイトの経験、取っている資格などによってあなたに向いている仕事はこれですよって言うのは難しい。
一緒にキャリア設計をして、あなたはこういう風に仕事で出世していって、こういう風にキャリアを積み上げていって、こういう風に引退をしましょうなんて一緒に考えるのなんて無理。
無理矢理アドバイスできたとしても、アドバイスされた人にとって参考になることなんてほとんどない。
どんな仕事をしたいかよりも、どんな生き方をしたいのかを考えるのが先
一方、ライフスタイルカウンセラーは、「キャリア」つまり仕事のデザインをするのではなく、
人生をどのように生きるかを一緒に描く。
例えば、どこに住むのか。
東京に住むのか、地方に住むのか。
アメリカに住むのか、ヨーロッパに住むのか、アジアに住むのか。
ヨーロッパやアメリカに住むとしたら物価が高い。逆にアジアは安い。
先進国や都心のように「物価が高くても、より多く稼げる場所に住む」のか、
地方や後進国のように「使うお金が少ない場所に住んで、最低限を稼ぐ」のか。
どこに住むかで、仕事を考える土台がまったく変わってくる。
例えば、どれだけ稼ぐのか。
年収1000万円と400万円だったら、そりゃ1000万円がいい。
でも東京で満員電車に揺られながら働く1000万円と、地方でゆったり400万円だったら
もしかしたら後者かもしれない。
1日10時間働く1000万円と、1日2時間働く400万円だったら
もしかしたら後者かもしれない。
自分がどんな仕事に向いてるか、どんな仕事をしたいかよりも先に、
自分がどんな生き方をしたいのかを考えるべきなんだ。
理想の1日を明確にしてみる
ベタだけど、やっぱり大事なのは、これ。
理想の1日を明確にイメージすること。
どこに住んでて、誰といて、朝起きたら何をして、どのくらい仕事をして、どのように仕事をして、どんなご飯を食べてて、どんな話をしていて、夜寝る前にどんな1日だったと語っているのか。
これを常にアップデートしていくことだ。
ぼくは世界中を周ったときは、これをイメージした。
月の半分は海外にいって、東京で仕事をして、沖縄で家族と話をして、移動しながら仕事をしている日常。
それが叶ったら、またアップデートをする。
海外に住みたいとイメージをして、
アメリカに住んでて、英語を勉強して、ビジネスを勉強してて、海外の友人が遊びにきて、日本の若い人たちと交流してて、日本食をつくって食べてる。
だからアメリカに行った。
そういう風にして、自分の理想の1日をまずイメージすることから始める。
それに頭ではなく、心がOKを出したら、じゃあそれをどうやって実現するかを考えればいいんだ。
そしたらやっとどんな仕事をしたいのか、するべきなのかが見えてくる。
インターネットでどこででも仕事ができるから、それが可能になっている。
だからこそ、キャリアではなくて、理想のライフスタイルを設計することが大事なんだ。