8月は、改めてこれからの仕事や人生を考えるいいきっかけをもらっている。
去年の暮れに子どもが生まれて、父親としての自分、経営者としての自分とのバランスに苦しむ自分が多々あった。
直人(なおと)はかわいい、すごく愛おしい。
もっと子どもと一緒にいたいという想いが日に日に強くなっていく。
きっとこれが父性なんだと思う。この想いは素晴らしくて、なんて素敵なんだと毎日感動する。
ただしその分、犠牲にされるのが仕事だ。
まったく仕事に力が入らない自分がいる。
子どもができて、仕事と子どもの両立というものがこれほど難しいとは思わなかった。
そもそも仕事と子どもを両立できている男性がいない
日本に帰って、様々な男性経営者と子育てと仕事について話をした。
それで気づいたことがある。
そもそも仕事と子どもを両立できている男性経営者が日本ではほとんどいない、ということだ。
男性経営者が子どもと仕事と向き合う場合、大体この2つのパターンに分けられる。
・(不労所得ビジネスか貯金を作って)仕事をすっぱりやめて、子育てだけに集中
・子育ては奥さんや家族に任せて、仕事だけに集中
そう。男性が「子育てか仕事か」となった時、どちらかひとつしか選ぶことができないということだ。
ぼくは、これに対して「自分には合わない」と感じている。
ぼくが望んでいるのは、「子どもと仕事の両立」であり、ビジネスの最前線にいながら、日々子どもの成長を目の前で感じ続けることなのだ。
そういう自分でありたい。そういう父親であり、そういう経営者でありたいと心から思っている。
ただこれが難しい。こんなにも難しいのかと泣きそうになるぐらい難しい。
一つ、色んな経営者を見てきて、なぜこんなにも難しいのかと理由が分かったことがある。
男性は、「切り替え」ができないのだ。
家族モードと仕事モードの切り替えができない。
もちろん、子どもを見ながら作業をするというレベルではできる。
でも、仕事だけに集中しているときのキレッキレの思考を子育て中に発揮することができない。それが事業のレベルをさげてしまうし、新たな事業をつくることができなくなる。これは経営者としては致命的だ。
その点、女性経営者というのは「切り替え」がすごくうまいと感じたことがある。
ぼくはもっと女性経営者の人に学ばなければならないなと感じてたのだ。
村田マリさんは、自分が目指したい次のステージに立ってる
そこで村田マリさんという女性起業家がでてくる。
村田マリさんとは?
1978年岐阜県生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、サイバーエージェント新卒1期生として入社。その後、2005年に立ち上げたウェブ制作会社コントロールプラスを売却し、2013年12月にiemo株式会社を立ち上げる。2014年10月にiemoをDeNAに売却。現在はシンガポールを拠点に、DeNAの執行役員を務める。
ぼくの経営者としての歴史は、この人だ!と感じた人の近くに移り住むという歴史がある。
葛西に住んだ鈴木惣士郎さんに始まり、シリコンバレーのチャットワークの山本敏行さん、東京の森部好樹さん、M&Aの日高健雄さん、CLINKS河原社長だ。
近くに住むというのは、ダイレクトにその人の考え方や価値観や思考の影響を受けることができて、より多くを学べるぶことができる。
ぼくが今のような仕事ができるのも、この人たちのおかげなんだよね。本当に感謝。
ぼくは次は、村田マリさんの影響を受けたいと思ってる。
村田マリさんは、現在シンガポールに住んでて月に5日程度日本に帰る。シンガポールでは子育てをしてながら、遠隔でDeNAという大きな会社の役員も務めている。
また、新規事業を生み出すプロでたくさんの事業を生み出して、日本企業に売却している。
この規模間での仕事と子育てをしながら最前線のビジネスをつくるまさにソレが、ぼくの次に目指すところでもあるのだ。
【関連リンク】
・村田マリがシンガポールに移住した理由とは?
ぼくがいま会って、一番影響をもらいたい人だ。
誰か紹介してくださいませ!
とりあえず8月末~9月のどこかでシンガポールに行く予定です。
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