ご自愛ライフスタイル研究室を運営する100万PVブロガーでもある小原綾子さんとの対談です。小原綾子さんは、「ご自愛(=自分を愛すること)」をテーマに様々な女性に生き方の提案をしています。「ズルいくらいに愛されるたった1つの方法」(KADOKAWA出版)もベストセラーに。そんな小原さんに、あげまん女性×ご自愛をテーマに語ってもらいました。
【前編】『童話「かぐや姫」こそ最高のあげまん』はこちら
【中編】『男性を成長させるには、自分の「的(まと)」を小さくしていく!?』はこちら
【後編】『最高の男の敵は、ただの良い男なのだ』はこちら
思い切って「そこそこの幸せ」を拒否しよう
AKIRA 小原さんが出版された「ズルいくらいに愛されるたった1つの方法」の中で、思い切って「そこそこの幸せ」を拒否するというのがあって、それがすごく大事だなと思いました。まず、自分にとって最高のものを提示しないといけないなというのはすごく思います。これは、経営の哲学にも「最良の敵は良である」という同じような思想があって、偉大な会社を作っている人というのは、良ではなくて最良を作っていくといわれています。
成長させていくとか、すごい男性を育てていく女性は、そこそことかちょっといいとかではなくて、これが最高ですというのを出している女性なのかなと感じました。
小原 少し自己啓発っぽい話になってしまいますが、それが真の目標設定ですよね。
私もいろいろやっている中で、いわゆる、すごいと言われる人達の成功法則などを見ていると、その人たちは少しできたらまだ良だと思っていたこと、まだ達成していないけれど、もう、次の最良のことばかり考えているみたいな感じで絶対に満足しないんです。私もそう考え始めたほうが上手くいくようになりました。だから、目の前の10万円を追いかけるのではなくて、その先の1億を追いかけるみたいなほうがいい。この10万円なんてただの道のりの1つでしかないので、知らない間に達成しているみたいな。恋愛も全部一緒なのですよね。
AKIRA そうですね。
小原 それから結婚をゴールにしている人はダメなんです。あなたの人生の本当の目標は結婚ではない。幸せになればなんでもいいでしょう。だけど、結婚しなければ、という考えから入っている人がとてもたくさんいますよね。どうして結婚したいのと聞くと、そろそろ私だけ取り残されるからとか、子供が産めなくなるからとか言っているのです。子供が本当に欲しいのなら、色々なやり方があるしシングルでも産めるよ、それでも産みたいと思う?というと産みたくないわけですよ。それは、世間体のために生きているからですよね。だからそういう意味でも、絵に描いたようにある幸せは、自分が考えた絵面ではなくて、誰かが昔から黙々と受け継いできた何かの絵面を一生懸命叶えようとしているのです。自分の本当の目標を叶えようと思えば、既に叶えられるからというのはあるじゃないですか。結婚とかでなくてもいいと思うのです。その人が幸せなら、誰も文句は言えないです。そういう意味での、もっと大きい、人生、魂とか、そういうレベルのこうなっていたいという目標を自分が知っておく。絶対最高に楽しくありたいという信念のようなものがないと心の満足度は得られないんです。
AKIRA いいですね。自分の究極の幸せを突き詰めていけというところですかね。
小原 1個幸せになると、私はこうなったらどうなるんだろう、と思いますよね。
AKIRA その通りだと思いますね。ぼくは究極のあげまんの突き詰め方のようなものがあります。今のフェイスブックのシェリル・サンドバーグという女性副社長が若いときに、グーグルの社長エリック・シュミットに採用の相談をしに行ったことがあるんです。
その時に、今まで仕事の選び方をこの報酬はいくらだとか、働きがいはどうだ、通勤はどのくらいだとかいろいろな項目をスプレッドシート上で比較していたそうなんです。その時に、それを知ったグーグルの社長が、こんなものはクソだ、大事なのは1つなんだ、それは、成長だ、といったそうなんです。
小原 カッコイイですね。
AKIRA それも、急成長なんだ、と。君はロケットの1席に乗るという時に、どこの席かなんか気にするか、という話をしたのです。シェリル・サンドバーグは、それを人生の教訓にして、キャリアの選び方というのは一つに絞ることだ、と。自分にとってそれは成長なんだという話をしているんですね。ぼくは、1番急成長する男性を選んでほしい。それが1番大成功させている結果のあげまんの男性の選び方なのです。
小原 この間は年収1千万だったけど、次は2千万ぐらいがいいかなと段階を踏んで幸せになろうとする人が、たくさんいるじゃないですか。そういうのは、どうでもいいのですよね、本当に。いきなり世界の大富豪レベルを狙ってもいいんです。それぐらいのスタンスでいると、そこそこの人達は既に巻き込めていると思うのです。
AKIRA 結構いろいろな項目を気にしてしまうと良くない。結局のところ、完璧な男性はいないからですね。
小原 自分についてもそうですしね。
AKIRA 結局妥協して、普通の人になってしまうとか、あったりするんですよね。1つの項目に絞って、その項目が最高の男性を選べばいいのではないかということですね。
小原 改めて気付いたのが、私の場合は、私の事を好きな人でないとダメだわと思ったんです。追いかけるか、追いかけられるかの話になってくると思うのですが、ずっと逆だと思っていましたが、私は追いかけられたくて、彼は好きと言ってくれるから、信じて私の望みを教えてあげるという感じだなと思いました。
AKIRA その的を見せて、ということですね。
小原 本当の的を見せてあげるみたいな。
AKIRA それが、好きということですね。
小原 そう。
AKIRA いいですね。これを読んでいる方も、最高の男の敵は、良い男なのだという言葉を心に持ってもらえらたらなと思いますね。ありがとうございました。大変参考になりました。
小原:ありがとうございます。
小原綾子×中村あきら対談終了
【前編】『童話「かぐや姫」こそ最高のあげまん』はこちら
【中編】『男性を成長させるには、自分の「的(まと)」を小さくしていく!?』はこちら
【後編】『最高の男の敵は、ただの良い男なのだ』はこちら
小原綾子さんのプロフィールはこちら
月間100万PVを集める人気ブロガー・エッセイスト。
著書に「ズルいくらいに愛されるたった1つの方法」。 自己啓発・カウンセリング・アーユルヴェーダ・心理学・スピリチュアルなど、 あらゆる学び を通じて、たどり着いた答えは「自分を愛する分だけ、 現実がどんどん自分に優しくなる」という「ご自愛」メソッド。 2014年12月に「ご自愛ライフスタイル研究室」を設立。
小原綾子さんのサイト「ご自愛ライフスタイル研究室」