SoLoMo(ソーシャル・ローカル・モバイル)とは、スマートフォン等の普及にともないシリコンバレーなどの先進企業を中心に2012年頃から知られるようになったWebマーケティング手法である。
従来のWebマーケティング手法としては、O2O(オーツーオー)が主流であった。これはOnline to Offlineの略で、ネット上で発信した販促情報により人々にオフラインでの購買衝動を促すようなマーケティング施策である。
つまり「オンライン(情報)→オフライン(購買行動)」という、ある種一方方向の関わりを用いた考え方となる。
しかしスマートフォン等の普及にともない、ユーザー同士がSNSで繋がっているのが当たり前の今、SoLoMo(ソーシャル・ローカル・モバイル)という手法が取り入れられている。
O2Oと異なるところは、オンラインからオフラインへの繋がりだけでなく、GPS(位置情報サービス)を使ったり、SNSでのシェアやファンなどでユーザーとの双方向コミュニケーションを重視している部分だ。
SoLoMo(ソーシャル・ローカル・モバイル)の例としては以下のようなものが挙げられる。
ファンのいいね、シェアによってユーザーからユーザーへの情報を拡散促す。またGPS(位置情報サービス)によって、ユーザーがいる特定地域における広告も。
・ユニクロ「UNIQLO CHECK-IN CHANCE」
日本にあるユニクロ全店舗にチェックインすることで、その場でクーポン券が発行されるキャンペーン。チェックイン時にプレゼントが当たる、というようなコンテンツも。
・ケンタッキー「My Town(スマホゲーム)」
ゲーム内で自分の街を作れるアプリ。実際に店舗を訪れ、チェックインすると、ゲーム内でその土地を購入できる。またチェックインにともなって、友達にその情報が流れるようになっており、さらに情報が拡散される。
SoLoMo(ソーシャル・ローカル・モバイル)では、上記のようにユーザーにいかに楽しんでもらうか、的確な情報を伝えることができるかがカギである。